家具の本場である北欧の国の1つ、デンマークでは「Siderolle」= 副次的な役割という意味を持っています。主役は生活をする人々、そしてその一番の脇役として近くで支える存在でありたい。そんな想いを社名に込めました。
私達にとっては「クライアント」も「サプライヤー」も同じくらい大切な存在です。「サイド」は「横のつながり」を重視し、「ロール」は人や環境が循環していく仕組みを目指す意味もあります。
私は15年以上、インテリア業界で働いてきました。昨今では大量生産された安価な家具が、作られては捨てられ、作られては捨てられを繰り返しています。そのような問題を目の当たりにし、「本当にこのやり方が正しいのか」という疑問が常に頭をよぎっていました。
デザイナーでもある私自身の願いは「上質な製品を長く使って頂く」ことです。
現代社会に於いてもこの思想は必要不可欠だと考え、この思想を基に新たに「サイドロール ファニチャー」を立ち上げました。
サイドロールファニチャーの考える上質な製品とは、原材料が高い素材を扱う事ではありません。
最終的に役目を果たした後もなるべく自然に還り、循環可能な素材を選定する事で人や環境に優しいプロダクトとして皆さまの近くで支え続けます。